湯田川テロワールマルシェ VOL.1 開催報告
在来作物をイノシシから守る体験会を開きました
2026年9月27日(日)、湯田川温泉の「ニュー湯田川」を拠点に、「湯田川テロワールマルシェ VOL.1」を開催しました。
湯田川では、イノシシによる被害が年々増えています。田んぼも山も掘り返され、人と獣の距離をどう保つかが難しくなっています。一方でこの地域には、春から秋にかけてさまざまな在来作物が実ります。焼畑という大きな手間をかけて育てる藤沢カブや田川カブ、カラトリイモ、萬吉ナス、孟宗などです。
今回の体験会は、これらの作物を知り、獣害から守る方法を実際に体験することを目的に企画しました。湯田川地域の方を含め、約20名にご参加いただきました。
開催概要
| 日時 | 2026年9月27日(日) |
|---|---|
| 会場 | ニュー湯田川(湯田川温泉街内)ほか |
| 体験会参加者 | 約20名 |
| 宿泊者向け芋煮 | 約40名に提供 |
当日の内容
午後は、湯田川の在来作物についてのミニセミナーから始めました。

そのあと、萬吉ナスを育てている小田さんの畑で、カラトリイモの収穫を体験しました。当日は小田実さんが畑に来てくださいました。
続いて、実際に仕掛けている箱罠まで歩いて移動しました。ハンターであり、湯田川じびえ村の村長でもある加藤聡さんの案内で、罠の見回りを見学しました。民家のすぐ裏手にも、掘り返した跡など獣が来ている形跡があちこちに残っていて、参加者はそれを自分の目で確かめることができました。

イノシシBBQと芋煮
体を動かしたあとは、ニュー湯田川に戻ってイノシシBBQを行いました。捕獲されたイノシシを駆除して終わりにせず、食材として地域の食卓に戻す。その考え方を、食べることで体験していただく時間です。BBQは運営側で焼いてお出ししました。
イノシシ肉とカラトリイモを合わせた芋煮もご用意しました。カラトリイモは茎まで食べられる作物で、茎は納豆汁やお雑煮など、この地域の郷土料理に欠かせません。芋はごつごつした見た目ですが、煮るとほくっとした甘みがあり、里芋とはまた違う味わいです。


宿泊のお客様と地域の方が同じ席に
当日は、湯田川温泉の各旅館にお泊まりのお客様にも多くご参加いただきました。宿泊のお客様には、夕食前の時間(16:00〜18:00)にカラトリイモの芋煮を無料でお召し上がりいただき、約40名に提供しました。夕食に響かない量で、在来作物を味わっていただけたと思います。
それぞれ別の宿に泊まるお客様と地域の方が一か所に集まり、同じ料理を囲む。温泉街でもなかなか見られない光景でした。


ご参加・ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。イノシシが湯田川温泉の新しい名物になる日が来るかもしれません。今後も、在来作物と獣害をテーマにした取り組みを続けていきます。


























